地図で読み解く名鉄沿線

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価格1,870円(税込)
監修NPO法人名古屋レール・アーカイブス
判型A5判
ページ数160ページ
ISBN978-4866732770
発売日2021/09/22

ハマる! 地形と歴史

貴重な地図資料や写真から名鉄130年の歴史を明らかにしつつ、沿線の謎と不思議について深く知ることができる一冊。

【目次】

■巻頭
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地形の凹凸がわかる! 名鉄沿線3D地図
車両写真で振り返る 名鉄130年の歴史
[絵地図]1960(昭和35)年頃の愛知県観光図

【Chapter1】名鉄全線編
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・名古屋電気鉄道と愛知電気鉄道が名鉄の起源
・30社近くを吸収や合併の末 名鉄の巨大な路線網が確立
[鳥瞰図]岡崎を中心とせる三鉄愛電両社沿線名所図絵
・戦後に2年間だけ行われた名鉄と近鉄の相互直通運転
・最高時速120キロで疾走 名古屋本線の高低差は?
・“お堀電車”と呼ばれていた50年近く前までの瀬戸線
[鳥瞰図]瀬戸電鉄沿線御案内
・名鉄沿線の観光スポット 知多半島の八十八ヶ所霊場
・三河線の「山線」「海線」が直通運転していない理由
[名鉄沿線の気になる話1]幻の郊外循環鉄道と地下鉄構想

【Chapter2】名古屋本線編
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・名鉄がJRに挟まれている豊橋駅のホーム構造の謎【豊橋駅】【伊奈駅】
・姫街道と東海道の分岐で三河国の国府があった要衝【国府駅】【御油駅】
・「新箱根」で人気を博した本宿駅発着の観光バス路線【本宿駅】
・岡崎市内を南北に結んだかつての名鉄岡崎市内線【東岡崎駅】
・家康ゆかりの城下町として町づくりが行われた岡崎市【岡崎公園前駅】
・碧海台地が日本デンマークに 不毛の地を変えた明治用水【新安城駅】
・初代知立駅は三河知立駅? いくつも存在した知立駅【知立駅】
・市の名を冠した豊明駅と市の玄関駅となった前後駅【豊明駅】【前後駅】
・中京競馬前駅近くに開業 戦前に存在した桶狭間駅【中京競馬場前駅】
・江戸時代に尾張藩が設けた東海道の“間の宿”の有松【有松駅】
・日本初のプロ野球戦を開催 愛電が運営した鳴海球場【鳴海駅】
・堀田駅付近が県名の由来 かつて存在した美しい干潟【呼続駅】【堀田駅】
・神宮前駅への延伸によって愛知電気鉄道は経営危機に【神宮前駅】
・名鉄、JR、地下鉄が接続 現在の金山駅ができた経緯【金山駅】
・かつてのナゴヤ球場前駅は太平洋戦争中の工事で誕生【山王駅】
[鳥瞰図]日本ラインを中心とせる名古屋鉄道沿線名所図絵1
・JR名古屋駅と複雑に絡む名鉄名古屋駅の誕生物語【名鉄名古屋駅】
・貨物駅だった西枇杷島駅とかつて存在した枇杷島橋駅【東枇杷島駅】【西枇杷島駅】
・清“須”市にある清“洲”城 その城下町が“須”ケ口の謎【須ケ口駅】
・丸ノ内駅と清洲城下を戦前に結んでいた清洲線【丸ノ内駅新清洲駅】
・名鉄一宮駅を起点に横断 一宮にあった一宮線と起線【名鉄一宮駅】
・笠松駅付近の路線ルートは東海道本線の計画に準拠?【笠松駅】
・昔の岐阜は名鉄の城下町? 市内を網羅した路面電車【名鉄岐阜駅】
[名鉄沿線の気になる話2]歴史を感じさせる名鉄の廃駅

【Chapter3】尾張方面編
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・休止駅の復活で新線誕生 新羽島駅で新幹線と接続【江吉良駅】【新羽島駅】
・玉ノ井駅が終点の尾西線は岐阜への主要ルートだった【玉ノ井駅】
・平安時代まで海の中だった日本一低い地上駅・弥富駅【弥富駅】
・津島線に利用客を奪われて名鉄に吸収された尾西鉄道【津島駅】
・名鉄なのになぜ「名電」? 名電各務原駅に付く冠の謎【名電各務原駅】
・T字形だった新鵜沼駅と高山本線との連絡線路【新鵜沼駅】
・名鉄が大正時代に展開 観光開発の中心・犬山【犬山口駅】【犬山駅】【犬山遊園駅】
・レールバスが走行していた明智駅が起点の八百津線【明智駅】
・鉄道の開通に伴い名所に 日本ライン下りの絶景【可児川駅】【日本ライン今渡駅】
[鳥瞰図]日本ラインを中心とせる名古屋鉄道沿線名所図絵2
・名鉄とJRの春日井駅が遠く離れた場所にある理由【春日井駅】
・上飯田駅で小牧線と直通 1区間だけの市営地下鉄【上飯田駅】
・街道の出入口・大曽根口は4路線が乗り入れる要衝に【大曽根駅】
・瀬戸線開通で輸送力が急伸 海外に輸出された瀬戸焼【尾張瀬戸駅】
[名鉄沿線の気になる話3]名古屋の鬼門に立つ尾張四観音

【Chapter4】知多半島・三河方面編
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・朝と夕方しか運行しない工業地帯を支える築港線【東名古屋港駅】
・聚楽園と大仏を建造した名鉄にゆかりのある実業家【聚楽園駅】【新日鉄前駅】
・野間~内海駅間に計画し建設途中で放棄された駅【野間駅】【内海駅】
・武豊線の乗客を奪った? 高速で快適な知多鉄道【知多半田駅】
・中部国際空港予定地だった木曽三川河口の広大な干潟【中部国際空港駅】
・豊田市から名古屋市内へ 三河鉄道以来の直通計画【豊田市駅】【梅坪駅】
・ふたつの駅の合併によってカーブ上にある吉良吉田駅【吉良吉田駅】
・延伸できず不自然に残った福地駅の旧名・一色口駅【福地駅】
・西尾駅で2路線がつながり現在のような西尾線が誕生【西尾駅】
・廃止の危機にある蒲郡線はかつて名鉄屈指の観光路線【蒲郡駅】
・豊川稲荷への参拝客を輸送 昔は路面電車だった豊川線【豊川稲荷駅】
[名鉄沿線の気になる話4]名鉄と近鉄の海上における競争

■巻末付録
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・名鉄急行列車停車駅

【監修者プロフィール】
NPO法人名古屋レール・アーカイブス
鉄道の意義と歴史を正しく後世に伝えることを目的に、2005(平成17)年に名古屋市で設立。2006(平成18)年にNPO法人認証。所蔵資料の考証を経て報道機関や出版社、研究者などに提供するとともに、展示会の開催や原稿執筆などを積極的に行う。会員数40名、賛助会員1社(2021年8月現在)。会員のおもな著書に『名鉄岡崎市内線―岡崎市電ものがたり』(ネコ・パブリッシング)、『名古屋鉄道車両史』(アルファベータブックス)、『汽車・電車・市電』(トンボ出版)などがある。